まきゴケ法(まきごけほう/makigoke_hou)-苔の百科事典Mosspedia(モスぺディア)
2016/03/16
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苔に関する用語を、苔人(こけびと)流に解説しています。解説に間違いがあったらごめんなさい。
まきゴケ法(蒔きゴケ)とは
まきゴケ法は苔の植えつけ方法の1つで、苔が無性生殖(クローン)でも増える性質を利用する。本来苔は胞子(有性生殖)によって増えるが、茎や葉が何かしらの刺激で欠損した場合、破片から新個体を発生させることができる。クローンによる増殖は自然界でも見られる。
まきゴケ法には単純に採取した苔をぱらぱらと撒く場合と、苔を細かく粉砕して撒く場合があるが、私の経験上粉砕して撒いた法が発芽が早く、生長スピードも速いという結果が出ている。
⇒まきゴケ法の詳細はこちら
⇒まきゴケ法による育成レポートはこちら
⇒まきゴケ用の苔の種(タネ)は、なぜ苔を乾燥させた上に粉砕してつくるのか?はこちら
まきゴケ法によって少量の苔から多くの苔を増やすことが可能なので、これを用いて人工生産を行っている業者もある。育苗箱や畑で育てられた苔は、主に苔マット(苔シート)として販売され、ネット通販でも手軽に購入できるようになった。苔マットは主にはりゴケ法に用いられる。
【参考記事】
●苔の育成レポート 杉苔のまきゴケ編
●苔の育成レポート スナゴケ・ハイゴケのまきゴケ編
●苔の育成レポート 杉苔・ハイゴケ・カモジゴケのまきゴケ編
●まきゴケようの苔のタネのつくり方
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