苔の育成レポート スナゴケ・ハイゴケの増やし方① 20150320
2015/10/25
前回の記事「蒔きゴケ(まきゴケ)用の「苔の種」の作り方」の中で用意した3種類の苔の種を蒔きゴケし、育苗箱にて同じ環境で育成した場合に発芽や成長に差が出るのかを観察するレポートです。
「苔の種」を蒔きゴケする手順
スナゴケ・ハイゴケの2種混合の「苔の種」を蒔きゴケし、育苗箱で育てていきます。
以前「苔の植えつけ ②蒔きゴケ法(まきゴケ法)」の中でも蒔きゴケの手順を紹介しましたが、おさらいの意味を含めて今回蒔きゴケした手順を写真付きで紹介します。
準備したもの
・育苗箱 ×3
・スナゴケとハイゴケ2種混合の苔の種 <3種類>
・培養土
・左官用のコテ
・キッチンペーパー(フレッシュパルプ100%のもの)
◎ネットショップなら「育苗箱」が100円未満から買えます
▼楽天市場
育苗箱を楽天市場で一発検索
▼Yahoo!ショッピング
育苗箱をyahoo!ショッピングで一発検索
苔の種 3種類
② ①を1週間乾燥させたもの
③ ②をさらに細かく粉砕したもの
この3種類で発芽や成長に違いが出るのかを検証していきたいと思います。
★「相馬グリーンさん」がスナゴケの種を販売されています。
▼楽天市場
まきゴケ用 スナゴケ 500g(楽天市場で一発検索)
▼yahoo!ショッピング
スナゴケの種をyahooショッピングで一発検索
▼Amazon
スナゴケの種をAmazonで一発検索
培養土
今回は土壌を選ばないスナゴケ・ハイゴケの混合なので、少し砂質よりに配合しました。
砂はホームセンターで200円ほどで売っているセメントに混ぜるための無塩砂です。
<配合比率>※目分量
砂 : 赤玉土小粒 : ピートモス =5 : 3 : 2
手順1 育苗箱に培養土を敷く
育苗箱の縁まで1cmくらい残る深さまで培養土を入れます。コテやスコップなどでできるだけ平らになるようにします。写真はコテでならす前の状態で、手でおおざっぱに培養土を伸ばした状態です。(クリックで画像拡大)
手順2 苔の種を蒔く
苔の種同士ができるだけ重ならないように培養土の上に蒔き、コテでしっかり押し当てます。
▼蒔いた状態。右から「①生ゴケ」「② ①を乾燥させたもの」「③ ②を細かく粉砕したもの」
一番右の生ゴケの量が多いように見えますが、水分を吸っているためそう見えるだけです。厳密に測ったわけではありませんが、3種類とも苔の種は同じくらいの量です。この写真だと、生ゴケと乾燥させたコケの色が形の違いがわかりやすいですね。ハイゴケは乾燥しても黄緑色でほとんど縮れていません。乾燥させたスナゴケは、どれがスナゴケか判別しにくいほど縮まっています。
手順3 目土を入れる
培養土と同じ配合のもので目土入れをします。この時に、苔の種の頭が少し出るくらい(苔の半分〜7分目)にします。
手順4 キッチンペーパーをかぶせる
手順5 キッチンペーパーの上に軽く砂(土)をかける
絶対必要な工程ではないですが、私はキッチンペーパーが風で飛ばされるのを防ぐために、いつも砂を軽くのせるようにしています。今回は培養土が若干余ったので培養土をかけました。
手順6 ジョーロでやさしく、水をたっぷりかける
これで蒔きゴケは完了です。
日光の直接当たらない場所に置き、乾かさないように水やりをしていきます。
さて、それぞれ発芽はどうなるでしょうか?レポートは続きます。
→続き「苔の育成レポート スナゴケ・ハイゴケの増やし方②まきゴケ24日目 20150412」へ
→蒔きゴケ(まきゴケ)用の「苔の種」の作り方
→苔の植えつけ ②蒔きゴケ法(まきゴケ法)
→苔の種類ごとのおすすめ培養土
→苔庭の育て方・年間管理<ハイゴケ>
→苔庭の育て方・年間管理<スナゴケ>
お探しの情報へはサイトマップから!
|
|
Comment
[…] ススメです↓ 苔園芸の情報サイト〜苔日和 (こけびより) […]