苔園芸の情報サイト〜苔日和 (こけびより) 

初心者大歓迎!苔を身近に楽しみたい、そんな苔好きのための情報サイトです。苔の基本情報から、苔の育て方や苔庭づくり、苔園芸など。

    

*

苔に肥料は必要なの?

      2016/03/05

 
[`evernote` not found]
Pocket

a0002_002183_m
こんにちは。苔人(こけびと)です。

今回は苔の肥料についてです。私も自分で苔を育てるようになってからほどなく、このテーマにぶつかりました。苔にはどんな肥料を、どんなタイミングであげたらいいのか…。

結論。苔に肥料は必要ありません

基本的な考え方として、苔を育てる上で肥料は必要ありません。ホームセンターに行っても『苔の肥料』なんて売っていませんよね。
「空気」「水」「光」「栄養?」で苔は育ちます。
あれ?肥料は要らないと言っておきながら「栄養」は要るってどういうこと?ちょっと矛盾してますよね。
でももう一度よく見てください。「栄養?」とハテナをつけています(笑)

なぜハテナをつけてるかというと、、、

苔が栄養を必要としているか、はっきりはわからない。

と、言うことなんです。現時点では。
苔は主に茎と葉から直接水分を吸収します。空気中の水分や朝露、雨などです。この水分と同時に栄養やミネラルなどを吸収しているとも考えられています。
ただ必要な栄養素は何なのか、細かなメカニズムなどはこれから徐々に解明されていくでしょう。

これまで様々な種類の苔を育ててきましたが水やりだけでうまくいっています。なので、一般的な植物のように栄養をどう与えるかに神経質になる必要はありません。 水やり、湿度、日照をしっかり管理すれば苔も生き生きと育ってくれるでしょう。

苔のミネラル補給に「炭」がいいなんて話もありますが、実際のところ本当に生長に効くかはわかりません。

初心者が最初に失敗するのが肥料をあげてしまうこと。

植物だからと言って普通に植物用の肥料をあげてしまうと肥料焼けをおこしてしまい、肥料に触れている部分から茶色または黒く変色し、放置しているとそのまま枯れ広がってしまいます。

例えば庭の一部に苔を植え付けて苔庭作りにチャレンジしたところ、最初は青々としていたのに変色してきて枯れたようになった、水はあげているはずだからと慌てて肥料をあげよう、あれ、もっと悪化した…なんてことになってしまうのです。水やり以外の「湿度」(風がよく当たるなど)、「日照」の問題が原因であることがほとんどです。絶対に肥料で回復を図ろうとしてはいけません。
こちらの記事も参考にしてみてください。→ 苔を育てるために押さえておきたいポイント

他にも肥料で苔を痛めてしまうケースは、盆栽や苔玉(こけだま)など、苔と他の植物を狭い範囲内で共生させている場合によく起こります。
多くの植物がチッソ(N)・カリ(K)・リン酸(P)の3大要素を中心とした肥料を必要としますから、管理上施肥は避けて通れません。

その場合はどうしたらよいのでしょう。

盆栽に苔が貼ってある場合の肥料のあげ方

盆栽の場合、もちろん水やりを繰り返すうちに苔の胞子が定着したことで苔が自然に生えているものもありますが、作品としての雰囲気を出したり表土の乾燥速度を抑えるために意図的に苔を貼り付けることがあります。
盆栽に置き肥をする際、苔の上に直接置いてしまうと変色したり枯れたりします。何より見栄えが悪くなりますよね。
ですので、貼り付けてある苔をコロニーが崩れないようにそっと剥がし、盆栽の培養土に置くか軽く埋め込みます。そしてまた苔を貼り付けます。

施肥はこれでOKなのですが、苔を貼り戻す際に表土に完全に密着させるよう注意しましょう。表土との隙間ができるとそこから乾燥が進んで変色してしまいます。
貼り付け前に、表土と苔をそれぞれ水で湿らせてから貼り付け、その上からやわらかく水をかけます。最後に苔が崩れないように圧着させます。川砂などで目土してやるのがベストですが、盆栽は苔が主役ではないのでそこまでやる必要もないでしょう。

苔玉の植物への肥料のあげ方

苔だけの苔玉の場合は肥料は必要ありませんが、植物とセットになっている苔玉が多いですよね。施肥の対象はもちろん、この一緒に植わっている植物です。ただ厄介なことに、綺麗に苔でくるまれていると置き肥できません。

苔玉の施肥で一般的なのは「液肥」です。文字通り液体の肥料ですが、徐々に効いていく置き肥に対し、液肥は速効性があります。その分効果の持続力が無く、植物によっては生長期になると週に1回程の短いサイクルで液肥をあげたりします。苔玉に液肥をあげる場合は、植物単体の場合よりも薄めに希釈します。その液肥で指定されている基準のさらに2〜3倍に薄め、ジョーロなどで苔玉全体に散布します。薄めたとは言え、それでもあげる頻度が高ければやはりダメージを受けて変色してしまいます。施肥は苔玉を良い状態に保つ上で大きなネックと言えます。苔を中心に考えるなら、変色が見られ始めたら液肥を中止します。春〜秋であれば、きちんと管理を続ければ半月〜1ヶ月程で元のモスグリーンに戻るでしょう。

 

根がある苔もある

苔の中には杉苔(スギゴケ)のように根を持つ苔もあります。ただ、苔の持つ根は栄養を吸い上げるためのものではなく、「仮根(かこん)」と呼ばれるもので、地盤に自らを固定し体を支える役割を持ちます。固定することで雨水や風による流出を避けるのです。
私たちが、アウトドアキャンプでテントを張るときに、杭で固定するアレと目的は同じですね。

お探しの情報へはサイトマップから!

サイトマップへジャンプします
[`evernote` not found]
Pocket

     

スポンサーリンク

          

▼「苔日和」サイトマップへジャンプします

サイトマップへジャンプします
    

 - 苔の基礎知識, 苔の種類・育て方

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  この記事を読んだ人が他に読んだ記事