苔の種類
2016/03/05
苔の種類は、世界で2万種以上あると言われ、日本にはその内のおよそ1割近くが生息しているのだそうです。
私たちが日常生活を行っている環境の中で、意図せずとも目につく苔は日本に自生する苔のほんのひと握りなんですね。
大まかな分類
苔植物、あるいはコケ植物は「非維管束植物(ひいかんそく)」の総称であり、大きくは苔類(たいるい)、蘚類(せんるい)、ツノゴケ類の3つに分類されます。
植物の中には「○○こけ」と呼ばれているものの、苔植物とは全く別の植物もあります。
1.苔類
苔類(たいるい)。 ガーデニングにおいては何かと敵視されているかわいそうなゼニゴケがこの分類にあたります。他にもジャゴケも苔類です。
コケ植物のうち、概して茎を欠き、茎があっても多少軸状の形態をなすにとどまり、葉状扁平の体をなすもの。子嚢(しのう)の中に胞子とともに弾糸が形成され、熟すと四裂して胞子を飛ばす。ー 引用:「三省堂 大辞林」
2.蘚類
蘚類(せんるい)。苔庭作りなどで使用される代表格である杉苔(スギゴケ)など苔園芸でよく用いられるのがこの分類にあたります。ざっくり言えば、視覚的に茎と葉の区別がわかる苔です。
茎と葉からなる茎葉体の体制をもち、寿命の長い胞子体をもつ。一般に苔類やツノゴケ類とは異なり、葉に中肋(ちゅうろく costa)とよばれる主脈状の細胞群がある。ー 引用:「Wikipedia」
3.ツノゴケ類
配偶体は外見上苔類のゼニゴケ類に類似した葉状体。胞子体は角状の形を特徴とし、和名のツノゴケ(角苔)や英名のHornwortはこれによる。ただし、形態の類似は外見的なもので、苔類の葉状体が内部に複雑な構造を持ち、往々に裏面に鱗片を有するなど、それなりに複雑なのにくらべ、諸事、はるか に単純である。裏面の仮根は単細胞性。ー 引用:「Wikipedia」
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Comment
冠略
はじめて見せていただきました。
西宮在住の道盛と申します。
当方でも、オオスギゴケ・ハイゴケ・シノブゴケ・フデゴケ・ヒノキゴケなどを播いたり、テラリュームを作ったり、試行錯誤中で大変参考になりました。
一点、すでにお気づきのこととは存じますが誤字を発見したので、お知らせします。
蘇類→蘚類です。
こんごもちょくちょく拝見させていただきます。
よろしくお願いいたします。
道盛さんはじめまして! 私もまだまだ知識に乏しく、とにかくチャレンジしては失敗、を繰り返しながらも、苔マニアにまではならなくても気軽に苔を楽しめる方法を模索中です。道盛さんは豊富な専門知識をお持ちだと思いますので、色々教えていただけると幸いです。早速、蘚類の誤字のご指摘ありがとうございます!(笑)