【散策〜苔訪ねvol.1】 駐車場のスナゴケと水車の苔たち
2016/03/05
「散策〜苔訪ね」シリーズでは、私が日常の中で出会った苔を紹介していこうと思っています。犬の散歩の時、仕事で外回りをしている時、息子と公園で遊んでいる時…外に出ると必ずと言っていいほど苔を目にします。彼らは主張はしませんが、苔が好きだとつい苔を目でキャッチしてしましますよね(笑)
今回お届けする苔は、昨日、飼っている2匹の犬をワクチン接種のために動物病院に連れていった際に、病院が開くまでの待ち時間の間に散歩した時に見つけた苔たちです。
駐車場でたくまくしく育つスナゴケ(砂苔)
通りかかった砂利敷きの駐車場に小規模ながらスナゴケの群生がありました。
スナゴケは全日照でも耐える丈夫な苔です。この駐車場の周りには太陽を遮るような建物がなく、全日照です。この日は前日から良い天気だったので、かなりの乾燥状態でした。スナゴケは乾燥すると葉を閉じて耐えます。
水分を含むと星がたくさん咲いたように葉を広げるのがスナゴケの魅力のひとつです。しかし、乾燥に耐えている間はこのように葉を茎にぴたっとつけるため、真上から見ると丸いつぶつぶに見えます。一見すると枯れているようにも見えます。
苔園芸で苔を育てていると、こういう風に縮れてしまった状態をみて「かわいそう」「いつもの葉を広げた可愛らしい姿を見たい」と水をあげてしまう人がいます。これは絶対にやめてください。水を含んで葉を広げた苔にサンサンと日光が当たると葉焼けの原因になったり、コロニー内の水分が熱せられて蒸れてしまいます。
水やりをするなら日が当たらなくなってから「がんばったね」とたっぷりご褒美をあげてください。
▼オタフクナンテンの下でひっそりと。
水車の周りは苔の宝庫
上で紹介したすぐ近くに公園があります。そこには水車があり、心地よい水のはねる音をたてながら回っています。
こういった水のあるところ、水しぶきが舞うところにはたくさんの種類の苔や水草が元気に育っていますよね。
これから気温がぐんぐん上昇していき、苔たちもどんどん生長していきます。苔の植え付けや追い蒔きも今が良い時期ですね。
地元の中では1番早く咲くサクラが公園そばにあります。もう葉っぱが混じっていました。
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