苔の育成レポート 中庭の蒔きゴケ(スギゴケ/ハイゴケ/カモジゴケ)⑦ 20150913
2015/10/25
前回の育成レポートからほぼ半年が経ちまますます苔庭らしくなってきました。前回は杉苔が白っぽくなる事態が発生し、乾燥が原因ではないかという仮説のもと、短繊維のピートモスで目土入れをしそのまま様子を見ることにしました。その後は水やりも目土入れも一切行っておりません。
庭は生きている。育っている。とつくづく思います
半年もたつと中庭の様子も随分と変わりました。季節だけでなく、その日の天気によっても色んな表情をみせてくれるので、「庭ってほんと生きてるものなんだなぁ。育つものなんだなぁ」としみじみ思います。
半年前の中庭の様子とちょっと写真で比較してみましょう。
(クリックで画像拡大)
▼半年前(ピートモスの目土入れをした直後)2015年3月
↓↓これが…
まず目につくのはシダ類がだいぶ増えていることですね。左側の島と右側の島の石の脇にトキワシノブを1株~2株植えていたのですが、だいぶ居心地がいいのか、その勢力範囲を広げています。また、左側の島にはタマシダも見られます。これは、2年ほど前に親戚のお庭からタチゴケをもらってきた際に、土壌にひっついてきたタマシダが増えたものです。たぶん、タマシダです…。
苔とシダ類ってなんでこうもお似合いなんでしょうか。ちょっと増えすぎた気もしますが、雰囲気は嫌いではないのでこのまま様子をみることにします。
また、ウォーターコイン(?)のようなかわいらしい真ん丸の葉っぱの草がちょうど目土入れをしたところをたどるように生えています。梅雨時はもっと地表を覆っていたのですが、夏場に乾燥した日が続いたからかちょっと数が減りました。雑草と言えば雑草なのかもしれませんが苔と意外と合うのでずっと放置しています。
他にも3つほど花が咲くものを植えたのですが、植えた花の名前を忘れてしまいました。うち2つがつぼみをつけているので、きっと秋に咲く花を選んだのだと思います(笑)。
▼紫のつぼみをつけた名前の忘れた花Aホトトギスということが判明しました(笑)
▼ピンクのつぼみをつけた名前の忘れた花B(ぴんボケしてますが)
スギゴケとカモジゴケは減った感じ…
気になる、前回の杉苔白色化事件のその後ですが、あまり状況は思わしくなく、白色化した部分のスギゴケはその後も立ち直ることなくなくなっていったようです。下の写真は5月頃に撮影したものですが、目土入れの効果はほとんどなく深刻化していました。写真をとった日が乾燥していたため、ハイゴケも若干縮み気味なので余計に痛々しく見えます。
だいぶハイゴケに覆われていますね。直射日光はほぼ入らない明るい日蔭ですから、ハイゴケも徒長気味です。でも、まだ杉苔が元気な部分もありますので、将来的にある程度は復活するのではと期待しています。
▼スギゴケもぬるい環境でコロニーを形成しない…
レポートは続きます。
→前のレポートを読む 「苔の育成レポート 中庭の蒔きゴケ(スギゴケ/ハイゴケ/カモジゴケ)⑥ 20150328」
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