おすすめ!読書が好きな方にぜひ見ていただきたいサイト「大阪モダンディスコ」
2016/03/05
近頃は一言で「読書」と言っても、携帯小説やKindleなどで身近になった電子書籍など、その形態は実に多様になってきました。当サイトでもたびたび登場する苔役者・石倉良信さんの発行する「苔道シリーズ」もKindle電子書籍版のみで読むことができます。今回はある名前の知られていない物書きが、余計な売り込みもせず、ただひたすら自身の作品を休むことなく書いて発信しているWEBサイトをご紹介したいと思います。普段、読書言えば苔図鑑か苔に関するネット上の記事くらいしか読まない私も、彼の書く読み物だけは毎週更新を楽しみにしてるほどです。
コツコツと積もっていく『大阪モダンディスコ』ワールド
仕事の合間を縫って創作活動
運営者(作者)は常盤英孝さん。あのお笑い芸人の狩野英孝と名前が同じ漢字ですが、読み方はトキワヒデタカ、とまったく別モノです(笑)。プロフィールを読むと、どうやらモノ書きが本業ではなく、普段は広告業界でWEBデザイナーをやっているとのことで、当サイトの自己紹介ページにあたる「自分史」を読むと、彼の波乱万丈な人生と夢に生きている様がみてとれます。
私が個人的に応援したくなるのは、仕事の合間を縫ってコツコツと作品を更新していること。私自身広告業界の仕事に携わっているので、WEBデザイナーがどれだけ多忙な日々を送っているかは想像がつきます。そんな中でも、月に数本更新している常盤さんは、本当に書くことが好きで、彼が自分でも書いている通り、文章を書くことを生業にすべく本気に取り組んでいるのだと思います。
「モノを書く」という初期衝動に、再び大きく突き動かされ、「やはり自分にはこれしかない!」と思い込んでいる現在、どうにかロクデモナイ売文稼業家としてメシを食っていける日を夢から現実に変えるべく、うぬぼれ一本で今日もくだらん文字を書き続ける日々。
吾輩は下衆である。名前だけは、なぜかある。(大阪モダンディスコ「自分史」より)
作品はバラエティに富む
『大阪モダンディスコ』では、超短編から長編、詩、書評などバラエティに富んだコンテンツが魅力です。それが月に数回更新されます。私が個人的に好きなのは「妄想するショートショート」と「デタラメだもの」。「妄想する~」はカテゴリーテーマの通り、3~4分ほどで読み切れてしまうほど短いストーリー。しかし、その中でもしっかり読み手をぐっとストーリーの中に引き込む力があり、感情の動きがあり、しっかりオチもある、お手軽に気持ちよくなれるものばかり。「デタラメだもの」は彼の日常の出来事が中心だが、彼の人柄や彼の考え方がよくわかるし、文章のテンポがよく、面白おかしく読めます。
▼デタラメだものに使用されているイラストが、世界観にマッチしている
『大阪モダンディスコ』はこちら
個人的にとても応援している作家(の卵)さんです。ぜひ、彼の熱い作品を読んでみてください!
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