【DIY 図解】和風の庭に合う水循環型の蹲(つくばい)を自作する《作り方・前編》
前回は、ソーラーポンプを使って自動的に水を循環させる蹲(つくばい)を設置するための準備物をご紹介しました。(前回の記事はこちら)
今回から具体的な設置方法(作り方)の説明に入ります。長くなるので前編と後編に分けさせていただきますね。
水循環式蹲(つくばい)の作り方《前編》
▼全体像(クリックで画像拡大)
2年前に私が作った時の写真が残っていないので、主に文章と雑な図でご説明します。わかりにくいところがあったら、気軽にコメントくださいね。
ステップ1 :土を掘って雨水升を埋める
蹲(つくばい)を設置する場所が決まったら、雨水升を埋めるための穴を掘ります。庭の地盤によっては、これが一番重労働かもしれません。
ここでのポイントは2点。雨水升の高さより少し深めに掘っておいて、砂を数cmあとからいれることで埋めた後の高さの微調整がしやすくなり、砂がグリップして雨水升を固定しやすくなります。2点目は雨水升のフチが1cm程度地表より高くなるように埋めること。これは、雨が降った時とかに周りの土やゴミなどが雨水升に入り込んでこないようにするためです。あとで小石などで隠すので出っ張りは目立たなくなります。
ステップ2 :筧(かけひ)とポンプを仮置きして、必要な長さのホースを用意する
最終的にポンプで吸い上げた水は、下の図のようにホースをめぐり、筧の先端から水が出てくるように仕掛けます。ホースの口径は必ず用意した水中ポンプの排水口に合うサイズのものを選んでください。
図のようにホースを仕込むことを想定して、おおまかに必要な長さを割り出してください。例えば「だいたい1mくらいかなぁ」というアタリをつけたら、それより眺めの1.2mくらいのホースを用意します。
ステップ3 :筧(かけひ)にホースを仕込んで、設置。ホースをポンプと連結する
ホースが用意できたら筧に仕込みますが、筧の支柱部分の筒の底からホースを通すのは至難の業です。ですので私は支柱の側面に穴を空けてホースをねじ込んでいきました。私は鋸を使って穴を空けましたが、電動ドリルがあると、ホールソーを付けて簡単に空けることができると思います。筧を通したホースの先端ですが、筧の水が出る部分の先端まで持っていく必要はありません。筧には角度がついているので、ある程度の角度がついているところまで持っていけば、あとは重力で水は流れてくれます。
筧にホースを通すことができたら、筧の支柱を土に挿して本設置します。筧が設置できたら、支柱の側面から出ているホースの先端を、雨水升の底に仮置きしているポンプに連結します。この時に、ホースが余分に長い部分をハサミなどで切り落として調整しましょう。
次はいよいよソーラーパネル設置、手水鉢(ちょうずばち)設置へと仕上げに入っていきます。
続きは次の記事で!
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