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土を使わず苔の種から育てる苔テラリウムの作り方《作製編》

   

 
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今回は「土を使わず一から苔を育てる苔テラリウム」の作り方の紹介です。特に凝ったつくりにしていない、きわめてシンプルなものなので、初めて苔を扱う人でも特に迷うことなく作れるはずです。
この苔テラリウムのコンセプトや作製に必要な準備物は別の記事で紹介しているのでまだご覧になられてなかったらぜひチェックしてみてください。

関連記事)
《構想編》を読む
《準備編》を読む

苔テラリウムの作り方~手順~

生長した苔の塊をレイアウトしていく通常の苔テラリウムの場合は、ああでもないこうでもないと言いながら色々と試しつつ、納得がいくレイアウトが見つかるまでに時間がかかるかもしれません。ですが、今回ご紹介している苔テラリウムは、一から苔を育てるのであまり苔のレイアウトを考える必要がありません。
どのように育ち、どのような形のコロニーを形成してくれるのかは苔のみぞ知る、ので、あまり形にこだわらないでさくっと作ってしまいましょう。
今回、作り方の手順で紹介しているのは、容器のセンターに苔を植えつけるだけの最もシンプルなものです。レイアウトを気にしないから1つ作るのに5分もかかりません!

では、早速作っていきましょう!

①乾燥水ごけとゼオライト(ハイドロコーンなど)を混ぜて“芯”をつくる

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ここで言う「芯」とは、苔を植えつける部分の基盤(苗床?)にあたる部分を指します。どう呼んでいいのかわからないので、なんとなく今回使用する箇所が容器の中心部分になるため「芯」と勝手に呼んでいるだけですが…。
芯は、乾燥水ごけとゼオライトを目分量で等分混ぜたものを使います。乾燥水ゴケは、一度水を通して軽く絞ってから使うようにしましょう。ゼオライトやハイドロコーンも、あらかじめ水で何度かすすいでおいてください。
私は芯の部分にはカラーゼオライトではなく、あえてハイドロコーンを使用しましたが、これはカラーゼオライトだと苔の発芽状況などが見えづらそうという理由だけです。お好みでチョイスしましょう。

②ゼオライトを容器に敷き、中央に①の“芯”を置く

まず、容器にゼオライトまたはハイドロコーンを3~4cm以上敷きます。スゴゴケ科(スギゴケ、タチゴケ、コスギゴケ)など、直立型で仮根で体を支える種類のものはもう少し気持ち厚めに引きます。
そして、中央部に指でくぼみをつけてそこに①で作った“芯”を適量団子状にして置きます。

▼ゼオライトを敷いて…

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▼“芯”を置きます

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③“芯”の周りにゼオライトを追加する

芯の表面と同じ高さになるくらいまで、ゼオライトを芯の周りに追加します。こうすることで、透明の容器の側面から芯の部分は見えなくなります。

▼“芯”の周りにゼオライトを追加します

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④“芯”の部分に、細かく切り刻んだ苔を植えつける

ピンセットなどを使って、苔を芯の部分にねじ込むように植え付けていきます。この時、苔同士があまり重ならないようにまんべんなく植え付けるのがポイントです。

▼細かく切り刻んだ苔の種

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▼“芯”に植えつけたところ(青:スギゴケ、緑:カモジゴケ)

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⑤軽くゼオライトを被せる

ところどころ、植えつけた苔の頭が見える程度にゼオライトをかぶせます。

▼軽くゼオライトをかぶせます(オレンジ:ハイゴケ、青:スギゴケ)

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⑥ゼオライトの厚さの3分の1ほどまで水を入れる

水は水道水でかまいません。容器の側面から確認しながら、敷いてあるゼオライト(またはハイドロコーン)の厚さの4分の1~3分の1程度まで水を入れ、容器にフタをします。
「苔はジメジメしている方がいい」というイメージがありますが、苔が水でひたひたになるほど水をやる必要はありません。植物のように根から水を吸い上げるわけではなく、苔は空気中の水分を吸収します。ゼオライトに少し水を含ませておくことで徐々に水分を蒸発させ、容器にフタをしておくことで、容器内の湿度を一定に保ちます。

これで完成です!

▼別の容器があったので、ついでにスナゴケでも作ってみました(一番左)

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苔テラリウムの管理

20160313_121229

置き場所

昼間にそれなりに明るくなる部屋に置きましょう。
ただし、直射日光が当たるところや、暖房の風などが当たって容器が熱せられるようなところは、容器内の蒸れの原因になるので避けましょう。
窓際に置く時も外温の影響を避けるため、少し窓ガラスから離します。

水やりのタイミング

容器の大きさや敷いている基盤(ゼオライトやハイドロコーン)の厚みにもよりますが、フタ付きの容器を使用していれば10日~2週間は水やりをしなくても大丈夫でしょう。
水やりは、容器の側面から見て基盤の中の水分が完全に見えなくなってから、また基盤の4分の1~3分の1程度まで水を補充します。
また、観察がてらでいいので、数日に1回は容器のフタをあけて新鮮な空気を入れてあげましょう。

フタ付きの容器ではない場合は、上記のような基盤内の水分の補充に加え、1日1回程度霧吹きなどでシュッと軽く水やりをしてあげましょう。特に発芽するまでは乾燥させない方が良いので表面の乾燥度合いをまめにチェックするようにしましょう。

苔テラリウムの育成レポート

今回作製した苔テラリウムがどのように育っていくのか、今後「育成レポート」で報告していきます。その中で、より詳細な管理方法なども紹介していきます。

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