【苔庭におすすめの植栽】万年青(おもと)
2016/03/05
万年青(おもと)はユリ科の多年草で、古くから縁起の良い植物として、例えば引っ越しのお祝いなどに用いられてきました。昔は非常に高値で取引きされていたこともあります。葉の形状や模様が織り成す「葉芸」を楽しむ葉物観葉植物として、主に鉢植えで観賞するケースが多いですが、水はけや採光などを工夫してやれば庭の下草として地植えもできます。苔庭によく利用される苔が好む半日蔭でよく育つので、苔庭との相性が良い下草と言えます。万年青と一言でいっても「都城」「宗石」「宝船」など実に多くの品種があり、品種によって葉の模様が異なるので複数の種類の万年青を配置するのも楽しみのひとつです。
万年青の育て方基本情報
植えつけ場所
午前中だけ日光が当たるような半日蔭の場所を好みます。西陽など強烈に日光があたる場所は避けるようにしましょう。耐陰性はある方なので、多少日陰の時間が長いような場所でも大丈夫ですが、日光は必要です。日光が不足すると、万年青の特徴のひとつでもある葉の模様(斑)が荒くなってしまいます。
寒さには強い方ですが、乾いた冷たい風があたりつづけると葉が痛んでしまうこともあるので注意しましょう。逆に暑さには弱いので、夏場は高温と多湿を避けるため風通しをよくしてあげましょう。
植えつけ用土は砂質気味にするなど、できるだけ水はけをよくしましょう。水はけがよければ特に用土に用いる土の種類は問いません。
水やり・肥料
鉢植えの場合は用土が乾いてからたっぷりと水をあげます。夏場加湿にならないようにするため、また冬場は生長が鈍る(冬眠状態になる)ので、あまり過度に水やりする必要はありません。庭植えの場合は降雨があたるところであれば、よほど雨が降らなくて乾燥が続く時以外は神経質に水やりする必要はないでしょう。
万年青はそれほど肥料分を必要としないので、肥料の与えすぎには注意しましょう。肥料をあげる場合は、春の陽気を感じられるようになった時期か秋口に、発酵させた油粕・骨粉を少量株元に漉き混んであげましょう。薄めの液肥をあげてもOKです。
増やし方
万年青は株分けで増やします。春か秋に根を切らないように万年青を掘り起こし、太い株を両手で分けます。この時、白い根を双方の株に残るように分けることがポイントです。白い根は元気な根なので、きちんと残してやることで株分け後の定着がよくなります。
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