【苔庭におすすめの植栽】オリヅルラン
2016/03/05
オリヅルランはユリ科の多年草で、曲線をえがきながら放射状に伸びる細長い葉が特徴です。観葉植物として鉢植えにして屋内で楽しんだり、吊り鉢にして楽しんだりされています。
オリヅルランの名前の由来は、ランナーと呼ばれる細い茎をのばし、その先端につける子株の様子が折鶴に似ているからと言われています。オリヅルランはこのランナーを伸ばして株を増やしていきます。花よりも葉に観賞価値があり、乾燥に強く、そんなに手をかけなくても増えてくれる育てやすい植物で、下枝の少ない木の根元などに植えて根元隠しにもってこいの下草です。
オリヅルランの育て方基本情報
植えつけ場所
どちらかというと日光がよく当たるような場所を好みます。ただ、西陽など厳しい日射には葉やけしてしまうことがあるので注意しましょう。半日蔭の場所でも十分育ちます。
寒さには強い方ですが、霜や雪が直接あたると一気に枯れてしまうことがあります。現に、私の育てているオリヅルランも、昨年末の大雪で一度枯れてしまいました。幸い根が生きていたため、生命力に助けられて春にはまた芽を出して立派に葉を広げてくれましたが…。この記事に掲載しているオリヅルランの写真がそのオリヅルランで、一度消えてなくなってしまった後復活したものです。
霜にあたらないように、軒下や常緑樹の根元に植えつけるとよいでしょう。それか、冬を迎えたら株を鉢などに植え替え、室内に取り込んで冬を越させるのも良いでしょう。植えつけ用土は園芸用の混合培養土で十分です。自前で培養土をつくるときは、赤玉をベースに腐葉土と川砂を3分の1ほど混ぜ込み、保水性と水はけを確保しましょう。
水やり・肥料
多肉質な根を持ち、水分を蓄えることができるので乾燥には強いですが、株が小さく生長旺盛な時期は水が切れないようにしましょう。肥料はなくてもたちまち枯れるということはありませんが、生育期の春~秋にかけて、ゆっくりきく固形の緩効性肥料を株元に置いてやりましょう。
増やし方
冒頭で触れたとおり、オリヅルランはランナーを伸ばし、その先に子株をつけて増やしていきます。ランナーから出た子株は、土壌に落ち着くとそこから根を出して定着します。この性質を利用して、ランナーについている子株がある程度大きくなったらハサミなどで切り取り、ポットや鉢に植えつけます。
株分けや挿し木でも増やすことが可能です。
(クリックで画像拡大)
▼たくさん伸びたランナーの先につく子株たち。
▼ランナーから切り離し、ハイドロカルチャーでインテリアに。
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▼子株を直植えしても根付きました。
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苔庭へのおすすめの取り入れ方
セキショウと同様、葉を観賞する小型の下草なので、単体植えするよりも、庭石や庭木の足元に植えてあげると活きてます。和風にも洋風にも合い、苔との相性もばっちりです。
環境が合えばランナーがどんどん子株をつけ、株が広がっていくので、あまり広げたくない場合は手の届く管理のしやすいところに植えるようにしましょう。ランナーが伸びてきたら、増やしたい分だけ残して間引きます。
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