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【恐怖】殺し屋の異名を持つ外来種 ツマアカスズメバチの日本での拡大を防げ!

      2016/03/05

 
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スズメバチ…。特段虫が苦手でもない私にとっても恐怖の対象です。小学生の時、体育の授業のために家から持ってきた体操服の中にスズメバチが紛れ込んでいたのに気づかず、着ようとした時に左胸あたりを刺されました。幸い処置も早かったため、その時つけた消毒液(アンモニア?)か何かにかぶれて1週間ほど真っ赤っかになったくらいで大事にはなりませんでした。怖いのはアナフィラキシーショックです。全ての人に当てはまるわけではありませんが、スズメバチに2度以上さされると過剰なアレルギー反応を起こし、最悪の場合死に至ることもあるアレです。私は1度目に刺されてから20年以上経っているので大丈夫かとは思いますが、それでもスズメバチを見るとぞっとします。
さて、本題は近年九州地方で確認され、その凶暴性から「殺し屋」の異名を持つ外来種「ツマアカスズメバチ」についてです。

ツマアカスズメバチとは

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(写真:wilipediaより)

刺傷による死者も出す凶暴なハチ

ツマアカスズメバチの特徴

ツマアカスズメバチはマレーシアやインドネシアなど東南アジアを中心に生息し、女王バチの体長は3cm程度、ワーカー(働きバチ)は2cm程度で腹部が赤褐色であることからその名前が付いています。ハエやミツバチなど小昆虫を好んで捕食しますが、その露骨な攻撃性のためにツマアカスズメバチによって養蜂場を壊滅状態に追い込んだ例も報告されています。
また、生息環境は自然の多い田舎だけでなく、韓国などでは高層ビルが立ち並ぶような都市部でもツマアカスズメバチの巣が確認されています。これは、高木の枝に巣をつくる習性もあるためで、巣の大きさは大きいものになると1mを超えるそうです。

世界に広がる恐怖

繁殖力も強く、船舶などによって異国の地に渡っても、そこの生態系を壊しながら分布を広げています。近年では韓国や日本にも上陸し、フランスやスペインなどヨーロッパ方面にもじわじわ進出しています。海外では、ツマアカスズメバチに襲われて死者も出ており、生態系の観点からも人類の安全のからも、繁殖拡大の阻止と駆除が叫ばれているまさに国際指名手配犯となっています。日本では2015年に「特定外来生物」に指定されました。

スズメバチを多く見かけたら巣の存在を疑おう

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(写真:wikipediaより)

国内ではまだ九州地方でしかツマアカスズメバチが確認されていませんが、爆発的な繁殖力により国内での分布を急速に拡大する可能性があります。ツマアカスズメバチはかなり危険視されているため、もし見かけたらすぐに役所などに通報し、地域をあげて調査・駆除・拡大防止の対策につなげられるよう協力しましょう。
また、ツマアカスズメバチに限らず、自宅の庭などでスズメバチやアシナガバチを多く見かけたら、巣の存在を疑いましょう。ただし、巣を見つけたとしても自分でなんとかしようと思ってはいけません。巣の駆除は、きちんとした装備と手順でのぞまないと逆に返り討ちに合いますので素人が手を出すべきものではありません。実はおとなしいアシナガバチも、巣に近づくだけなら攻撃してきませんが、巣に刺激を与えたとたん急に凶暴になって襲ってくることもあります。

▼蜂の巣の駆除は専門の業者に任せるのが無難です。
【蜂の巣駆除の優良業者が見つかる!蜂の巣駆除マイスター】

(ツマアカスズメバチ関連動画)




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